仕事のブログにも書きましたが、先日九州旅行をしてきました。
今まで長崎と北九州には行ったことがあるのですが、博多は初めて。
まず初日は飛行機で長崎へ。
ずっと行きたかった長崎の端島(軍艦島)からの、ずっと親近感を感じていた特急かもめでの博多入り。
特急かもめの車体はつばめでしたが、細かいことはこの際置いておいて。
ちなみに特急かもめの看板は、このブログのトップ画像にも使わせてもらっています。
博多では、昨年福岡に移住された
ムシメセンさんと『
福岡ついで案内』の西村さんに市内を案内してもらいました。
まずは地下鉄呉服町駅近くの老舗珈琲店『
ブラジレイロ』でムシメセンさんと待ち合わせ。
福岡で最古の珈琲店だそう。
評判の糸巻き型カツレツを食べたかったのですが、一足遅く売り切れでした。
また挑戦したい。
その後西村さんと合流して噂(一部で)のレトロビルへ。
こちらは『福岡ついで案内』に掲載されている、1974年竣工のレトロな内装がすばらしい複合ビル「サンセルコ」。
ホテルニューオータニ博多の隣にあり、地上10階地下2階、4階までが商業施設になっています。
看板のオレンジの使い方が昭和を感じさせます。
さ、中へ入ってみましょう。
店内の元洋菓子屋さん「欧州」のあったスペース。
重みのある名前ですね。
どんなお菓子が売られていたんでしょうか。
テナントスペースけっこう空き店舗が多いです。
いきなりレトロビルにつきもの螺旋階段が現れた!
遊園地のようなカラフルなベンチもいい感じ。
夢があります。
もちろん螺旋階段を上ってみる。
さっきの赤いベンチが下に見て。
螺旋階段を上まで登ると…これまたレトロ建築には付き物の素敵なガラスのシャンデリアが!
か、カッコイイ…。
60年代〜70年代に流行したぶどうモチーフのインテリアの様。
天井のガラスに映って美しさ倍増。
そしてこれまたレトロビルには付き物のモザイク壁画!
モザイク壁画好きにはたまりません。
こんな素敵なものがあまり人目につかない場所にあるのがもったいない。
通路の幅に対してとても大きなサイズ。
普通のデジカメでは収まりきりません。
拡大すると手仕事の細かさに感動。
資金、時間に余裕のあった時代の貴重な遺産です。
さらに拡大すると、質感がまるでお菓子のようです。
まるで半透明のゼリー。
おいしそう。。
「こちらから広場に出られますよ。」と西村さんについてエスカレータに乗り上を見上げると、急にスペーシーな空間が。
無駄に数が多い天井のスポット。
100個以上はくっついていました。
全て白熱灯なので電気代が凄そうです。
訪れた日はほとんどの電球が点灯していませんでした。
階段状のサンセルコ広場。
こちらの広場はどんたくの時にも使われるそうです。
祭り衆が酔っ払って階段から落ちないか心配です。
下へ降りる途中に「ついで案内」にも紹介されているステンレスの巨大オブジェに会えます。
LEDの照明器具がグルグル巻かれているのがもの悲しい。
後から、誌面のモデルちゃんと同じポーズで写真を撮ればよかったと激しく後悔。
レトロ建築愛好家としては施設に活気がない方が哀愁(これがキモ)あっていいのですが、いつ取り壊されるのかという心配も同時にあります。
気になった方は早めに訪れてみてください。
つづく